理化学研究所(理研)は6月30日、4月1日より進めているSTAP現象の検証実験に、小保方晴子研究ユニットリーダーを参加させることを決定したと発表した。

相澤慎一実験総括責任者および丹羽仁史研究実施責任者の指揮監督のもと、7月1日から11月30日までの期間限定で実験に参加する予定で、理研が指名したスタッフが立ち合い、映像などの記録なども並行して進めて行くとしている。

また、理研は併せて、一連の研究論文の疑義に関する調査報告書にて報告された疑義以外の複数の科学的な疑義に対する予備調査も開始したことを明らかにしており、これに伴い、これまで認定された研究不正に基づき進められてきた懲戒委員会における審査を一旦停止するとしている。

なお、小保方氏は今回の決定について、以下のようなコメントを述べている(以下、原文ママ)。

この度、改革推進本部長である理事長より、STAP現象検証実験へ参加するようにとの指示を受けました。

厳重な管理の元で実験をさせていただく機会を頂戴できたことに心より感謝し、誰もが納得がいく形でSTAP現象・STAP細胞の存在を実証するために最大限の努力をして参る所存です。

なお、実験の進捗状況などにつきましては理化学研究所から公式に発表していただけると伺っております。

誠に勝手ではございますが、どうか公式発表まで実験に専心させていただけますようご協力をお願い申しあげます。

STAP現象の検証実験に参加することが決定した小保方晴子研究ユニットリーダーのコメント