『ダークナイト』などで知られるクリストファー・ノーラン監督が製作総指揮を務める、俳優のジョニー・デップ主演SF超大作『トランセンデンス』(6月28日公開)の特別映像がこのほど、独占公開された。
本作は、電子化された現代に起こりうる脅威を描いた作品。ジョニー・デップ演じる主人公の科学者ウィルは、人類の未来のために意識を持つスーパーコンピュータを開発研究していたが、反テクノロジーの過激派組織の凶弾に倒れてしまう。しかし、死の際で、妻のエヴリン(レベッカ・ホール)は彼の頭脳をスーパーコンピュータへインストール。彼の意識はコンピュータの中で生かされ、究極的な進化を遂げる。
6月28日の公開を前に、ジョニー・デップとレベッカ・ホールのコメント入り特別映像が公開された。映像は、本作の見どころを紹介しながら、テクノロジーの進化についてのタイムリーなテーマを投げかけ、未来で起こりうる悲劇を目前に迫られる決断について、問いかける内容になっている。
テロリストの凶弾に倒れたウィルを救うため、彼の頭脳をコンピュータにアップロードしたエヴリン役のレベッカ・ホールは、「愛する人が死のうとしている時に救う方法を知っているけどそれは人類を滅ぼすかもしれない。どうする?」と問いかけながら、そのシーンを紹介する。
そして、意識だけの存在となったウィルは思いもよらない進化を遂げ、エヴリンは「ほんとに愛した人なの?」と疑問を感じ始め、恐怖を感じるようになる。ウィルが実行しようとしていることとは果たして。そして、テクノロジーの高度な進化は脅威なのか、希望なのか。遅くとも40年以内に実現すると言われている、近未来で起こりうる問題を考えさせる映像になっている。
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