ペット保険のアニコム損害保険はこのほど、「STOP熱中症新聞 VOL.1」を公開した。

「STOP熱中症新聞 VOL.1」紙面の一部

熱中症の発生場所「家の中」が約7割!

同紙によると、ペットの熱中症で通院した保険契約者にインタビューを行ったところ、自宅での発生率が67%だったという。この結果に対し、「家の中だし、このぐらいの暑さなら大丈夫だろう」という油断が事故の発生に繋がっているという。

同社の熱中症に関連する保険金請求件数を2013年3月から2014年2月までで調べたところ、6月が100件だったのに対し、7月は269件と、約3倍となった。

梅雨明けごろに熱中症が急増

これらの結果を踏まえ、同紙では「自宅で気をつけてほしいこと」として、3点挙げている。1つは「冷房や扇風機を上手に利用し室温の管理を徹底する」、2つ目は「いつでも水分補給ができるように、たっぷりの水をあげる」、3つ目は「直射日光を避け、風通しの良い日陰の環境を確保する」ことだという。

獣医師のアドバイスも丁寧に紹介

また、同社の獣医師による「熱中症に関するFAQと予防のアドバイス」も掲載。「熱中症にかかりやすい理由」「熱中症の症状」「特に危険な場所」について解説している。また、保険契約者が実際に経験した熱中症についてレポートし、起きてしまった経緯や予防策について紹介している。

熱中症対策グッズとして、「クールマット」「クールベッド」「ペット用のアイスクリームやシャーベット」の利用も奨めている。同紙は、同社のWEBサイトで閲覧することができる。

熱中症対策グッズの「クールマット」(左)と、「クールベッド」(右)