サイボウズおよびサイボウズスタートアップス(以下、Cstap)は6月18日、クラウド帳票サービス「プリントクリエイター」のバージョンアップを発表した。

「プリントクリエイター」は、サイボウズが提供する業務アプリクラウド「kintone」と連携してPDFファイル形式の帳票を出力できる、Cstapが提供するサービス。従来版では、kintoneアプリに登録されたデータを1枚の帳票に差し込み出力しかできなかったが、新バージョンでは、一括出力機能を利用することができるプレミアムコースを新たに設置。

本コースの一回の同時出力最大枚数は500枚、月間5,000枚の一括出力が可能になる。これによりこれまで一枚一枚出力していた作業がワンクリックで済むようになり、毎月手軽に複数社の宛先に請求書や送付状などを印刷可能となる。一括出力は絞込をかけた後にも使用可能のため、ユーザー毎に「今月の」「自分の」報告書を一括出力するなども可能。更に複数アプリに跨る「関連レコード」設定も可能になり、自由度の高いレイアウト作成が可能となる。

一覧画面から一括帳票を出力させるための操作画面

テーブルの設定・出力画面

また、関連レコードやテーブルなどへ対応するカスタマイズ機能を追加。これは、従来は利用できなかった、テーブルに対応し、複数商品提供時の見積もりや請求書の発行、複数企業訪問時の報告書の作成等が簡単にできる。さらに、ルックアップにも新たに対応し、kintoneの便利な機能をフルで使いながら、便利にレイアウト可能。

価格は、初期費用0円(※30日間、無料トライアル可能)。ライトコースが月額6,000円、スタンダードコースが月額9,000円、プレミアムコースが月額16,000円。