JPNIC - Japan Network Information Center

日本ネットワークインフォメーションセンター(Japan Network Information Center -JPNIC)は6月9日、「内部システムで利用しているドメイン名にご注意!~名前衝突(Name Collision)問題の周知と対策実施のお願い~ - JPNIC」において、汎用トップレベルドメインの増加に伴いこれまで内部システムで使ってきたドメイン名が汎用トップレベルドメインと衝突する問題が発生しやすくなることを指摘するとともに、問題の周知と対策の実施をするように呼びかけている。

2013年末からICANN(The Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)によって最終的に1,300を超えることになる新しい汎用トップレベルドメイン(gTLD)の委任作業が進められている。この結果、これまで内部システムで使っていたドメイン名が、汎用トップレベルドメインと被るケースが発生する危険性が出てきた。

汎用トップレベルドメインと内部システムで使ってきたドメイン名が衝突した場合、同じ名前のアクセスが発生した場合に外部にアクセスするのかまたは内部のホストにアクセスするのか曖昧な状態が生まれる危険性がある。こうした状態では通信が意図しないホストへ向けられることで情報が漏洩するといった危険性が懸念されている。