倉本聰・三谷幸喜ら毎回異なる10人の脚本家がオリジナルストーリーを手がけ、それぞれ10組の俳優が父子を演じる1話完結の連続ドラマ『おやじの背中』(毎週日曜21:00~21:54/全10話)が、TBS系7月期の日曜劇場で放送されることが23日、明らかになった。

坂元裕二作品で父と娘を演じる役所広司(左)と満島ひかり(右)

脚本を手がけるのは、池端俊策、井上由美子、岡田惠和、鎌田敏夫、木皿泉、倉本聰、坂元裕二、橋部敦子、三谷幸喜、山田太一という数々の名作、話題作を手がけてきた10人。すでに撮り終えた坂本作品は、元プロボクサーの父(役所広司)と、彼の指導を受けてオリンピック出場を目指す娘(満島ひかり)の物語で、鎌田作品では、かつて対立していた父(渡瀬恒彦)と息子(中村勘九郎)が、亡き妻であり母を思い秩父を巡る巡礼旅を描く。

そのほか、池端の作品では大泉洋、岡田の作品では田村正和、倉本の作品では西田敏行が、それぞれ出演。ドラマのスタート日および、10話の放送順は未定となっている。なお、1956年12月2日より始まった日曜9時枠で単発ドラマを連続して放送するのは、1993年3月28日の『おんなの家』以来約21年ぶりとなる。

『おやじの背中』をプロデュースするのは、『オヤジぃ。』『パパはニュースキャスター』『カミさんの悪口』など数々のホームドラマを手がける八木康夫プロデューサー。「かつてテレビは家族の真ん中にあり、みんなで揃ってドラマをご覧いただいていました。そんな夜が再び訪れることを願っています」と期待を寄せ、「1話完結で、期間中いつでも視聴者を番組にいざなうことができる、と考えました」と、1話完結のドラマに決めた。

また「作家性にこだわったオリジナルドラマの復活」を目指し、「そうそうたる10人の脚本家に執筆をお願いしました」とコメント。「俳優陣も監督もドラマ界を代表する実力派をキャスティング中です」と豪華キャスト&スタッフを集結させる予定で、「『今夜はいいドラマが見たい』という視聴者のご期待に応えられる作品にしたいと思います」と意気込んでいる。

鎌田敏夫作品で父と息子を演じる渡瀬恒彦(右)と中村勘九郎(左)

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