JR西日本、1両1室の豪華寝台列車を17年に運行開始予定

JR西日本は5月21日、中期経営計画2017における取り組みの1つである新たな寝台列車の導入に関する詳細を発表した。

「美しい日本をホテルが走る　上質さの中に懐かしさを」というコンセプトの下、車両のデザインなどがプロデュースされる。

車両のインテリアを中心とした全体デザインは、京都迎賓館をはじめホテルや各種迎賓施設にも携わり空間デザインに造詣が深い「浦一也」氏が、車両のエクステリアデザインは、寝台列車やN700系新幹線をはじめ数多くの鉄道車両のデザインを手がけている「福田哲夫」氏が、食事は、食の権威として数多くのメディアで活躍する「門上武司」氏が手がける。

列車に1つしかない最上級の客室は1両1室の広いスペースとし、プライベートバルコニーやバスタブ付きの本格的なバスルームが設けられる。

運行開始は2017年春、エリアは京阪神と山陰・山陽エリアが予定されている。車両は客室車6両、パブリックスペースである食堂車1両、ラウンジカー1両、展望スペース付き先頭車2両（編成の両端）から成る10両編成となっている。

客室は1両当たり1室と3室の2クラスを設け、定員は30名程度を予定されている。