米Appleは5月15日(現地時間)、iTunes 11.2をリリースした。OS X 10.6.8またはWindows XP SP3以降のOSに対応。セキュリティ関係の修正やGenius同期で応答がなくなる問題を修正したほか、全体にパフォーマンスが向上しているという。今回は特にPodcast関連のユーザーインターフェイスが大幅に改良されており、同日リリースされた「Podcasts 2.1」アプリと合わせて利用することが推奨されている。

最新アップデートではPodcast関連の機能が大幅強化されている。主な強化点は下記の通り。

  • 未視聴のエピソードをまとめた専用タブを追加

  • Feedタブの中でダウンロードまたはストリーミング可能なエピソードを一覧

  • お気に入りエピソードをコンピュータ内に保存

  • 視聴済みエピソードを自動削除する機能

なお、前述のように最新のPodcasts 2.1アプリと機能連動しており、iOSデバイスユーザーは同アプリとの組み合わせでこれら機能を簡単に利用できるようになる。Podcasts 2.1アプリではSiriとCarPlay対応も行われており、移動中に車等でPodcastを楽しむことが容易になった。

このほか、バグ修正も行われている。まずCookieを介してiTunesの証明書情報を抜き出し可能なCVE-2014-1296という問題に対応、さらにGeniusの更新の際に応答がなくなる問題の修正が行われている。そして全体にパフォーマンスや安定性が向上しているようだ。