メイテックは、2014年新卒から5年目までの若手エンジニア523人を対象に実施した意識調査(インテージ調べ)の結果を発表した。調査期間は4月25日~30日で、対象となったのは機械系エンジニア(男性413名、女性110名)。

憧れのエンジニア

2014年新卒者の半数が「エンジニアを極めたい」と回答

まず、憧れのエンジニアについて尋ねたところ、1位は「本田宗一郎」(30人)、2位は「トーマス・エジソン」(27人)、3位は「スティーブ・ジョブズ」(12人)、4位は僅差で「松下幸之助」(11人)となった。この質問に対しては、著名人ではなく「職場の上司・先輩エンジニア」「父」「大学の教授・指導教官」を挙げる人も見られた。

エンジニアとして理想のキャリアパスについて聞くと「生涯エンジニア」と答えた人が最も多く33.7%だった。次いで「エンジニアを極め、将来管理職にステップアップ」(33.1%)で、1位と合わせると合計66.8%が、エンジニアとしてものづくりに関わる意向を持っていることが分かった。

特に2014年新卒者は47.8%が「エンジニアを極め将来管理職へキャリアアップ」を志望しており、堅実な傾向であることがうかがえる。

エンジニアとしての理想のキャリアパス

将来携わりたい分野1位は「自動車分野」

なりたいと思うエンジニアのキャリアタイプについて尋ねたところ、「様々な分野に携わるゼネラリスト型」が26.2%、「どちらかと言うと(ゼネラリストに)近い」が34.0%となり、60.2%がゼネラリストの意向をもっていることが明らかとなった。2014年新卒者では「どちらかというとスペシャリスト型」がやや高めとなっている(31.3%)。

将来携わりたい分野やプロジェクトについて聞くと、34.0%が「自動車分野」と回答した。以下、ロボットなどの産業機器分野(21.0%)、航空機・ロケット関連(18.0%)、医療関連(17.0%)、素材関連(17.0%)、スマホ・タブレット関連(16.4%)となっている。

将来携わりたい分野やプロジェクト

また、今後作りたいものや関わりたいものについては、「医療機器・医薬品」「素材開発」「ロケットなど宇宙開発」「自動車・航空機・船舶など移動手段」「プラント・発電システムなどエネルギー開発」などが挙げられた。中には少数ながら「どこでもドア」「タイムマシン」といった、SFの世界の物を実現させたいという回答も見られた。