NTTドコモは14日、2014年夏モデルとして、ディスプレイ面の3辺の縁を細くした狭額縁スタイル「EDGEST(エッジスト)」を採用し、「PureLED」を装備した約5.4インチのIGZO液晶ディスプレイを搭載したAndroidスマートフォン「AQUOS ZETA SH-04F」(シャープ製)を発表した。5月23日の発売を予定している。

AQUOS ZETA SH-04F

同製品は、ディスプレイ面の3辺の縁を細くした狭額縁スタイル「EDGEST(エッジスト)」を採用したAndroid 4.4搭載スマートフォン。新開発のバックライト「PureLED」と、最適な色調整を行う「FEEL artist」エンジンを装備した約5.4インチ フルHD(1,920×1,080)のIGZO液晶ディスプレイを搭載し、4K2K動画のピンチ拡大やフルセグのデータ放送を大画面で楽しむことができる。

本体は、滑りにくいヘキサグリップシェイプに、側面キーの配置を見直したことで使いやすさを実現。高音質のレシーバー、低域を聴きやすくしたスピーカーを搭載したことで、通話の品質も向上している。IPX5/7相当の防水機能も装備。スリープ状態で本体の両サイドを持つと画面表示をONにできる「グリップマジック」は、着信に対し、手でホールドするまで名前を表示しないというプライバシーに配慮した機能を装備するなど、拡充を図っている。片手操作で指が届きにくいとき、キーボードを左右どちらかに寄せたり、ワンフリックで画面全体を縮小表示する「ワンハンドアシスト」、片手でアクセスできる「クイックランチャー」といった使い勝手にフォーカスした機能も搭載している。

カメラは有効画素数約1,310万画素(メイン)と約210万画素(サブ)のCMOSカメラを装備。F値1.9という明るいレンズを搭載している。レンズカバー部には特殊なガラスを使用し、指紋や汚れが付着しにくくなっている。シーンに応じて適切なアドバイスを表示し、撮影をサポートする「フレーミングアドバイザー」、うす暗い場所でも背景だけでなく人物も明るく撮影できる「NightCatch II」、上下左右360度のパノラマ写真撮影が可能な「全天球撮影」、カメラ部をかざすだけで英語を日本語へリアルタイム翻訳できる「翻訳ファインダー」、写ったものの関連情報を表示する「検索ファインダー」など、多彩な機能を用意する。

通信面ではLTEの高速データ通信ネットワーク上で音声通話を実現する技術「VoLTE」に対応。また、最新の動画圧縮規格「H.265/HEVC」にも対応している。

バッテリーは3,300mAhと大容量。約160時間の音楽再生、約8時間のフルセグ視聴が可能となっている。最大連続待ち受け時間は、LTEで約770時間、3G回線で約900時間、GSMで約750時間。内蔵のROMは32GB、RAMは2GB。外部メモリとして、microSDカード(最大2GB)とmicroSDHCカード(最大32GB)、microSDXCカード(最大128GB)を利用可能。

そのほか、dマーケット、おサイフケータイ(NFC:FeliCa搭載)、Bluetooth Ver.4.0、Wi-Fi(IEEE 802.11 a/b/g/n/ac)、GPS、FOMAハイスピード、国際ローミングサービス「WORLD WING」に対応。テザリングは10台まで接続可能。LTE対応周波数帯は2GHz/1.7GHz/1.5GHz/800MHz。サイズは約74(W)×140(H)×9.3(D)mm、重量は約154g。カラーはオレンジ、ホワイト、ブラックの3色をラインナップ。オプションとして急速充電が可能となる「ACアダプタ05」を用意している。