ユビキタスは4月24日、スカイリー・ネットワークスとスマートエネルギー関連の事業・販売に関する業務提携を行ったことを発表した。

今回の業務提携は、2014年4月から開始されたスマートメーターの導入に伴い、今後、普及・導入拡大が見込まれるHEMS(Home Energy Management System)ホームネットワーク分野の事業強化を目的としたもの。両社が持つ技術的な強みを組み合わせることで、将来的に活用されるであろうスマートメーターの情報を活用したHEMS機器との連携による電力の需給に応じた遠隔制御(デマンドレスポンス)の実現や、スマートメーターに使用される通信方式を活用した家電機器、センサ機器メーカー、半導体メーカーや通信モジュールメーカーなどに向けた積極的な提案を展開していく計画だという。

なお、今回の業務提携の第1弾として、スマートメーターとHEMS機器との通信に用いられる国際通信規格「Wi-SUN」の標準プロトコルとして定められている、TTC標準JJ-300.10方式Aに対応した、スカイリーの920MHz帯向け製品「SKSTACK IP v2.1」と、ユビキタスのECHONET Lite対応ミドルウェア製品「Ubiquitous ECHONET Lite」とを組み合わせ、スマートメーターからHEMS機器、家電、センサ機器までを接続可能にするトータルソリューションとしてユビキタスによる独占販売での提供を開始する予定のほか、スカイリーのマルチホップ通信対応プロトコルスタック「DECENTRA II」と、ユビキタスの「Ubiquitous Network Framework」との組み合わせによるソリューションの開発・販売も行っていく計画としている。

スマートメーターおよびWi-SUN,ECHONET Lite対応機器連携イメージ