2014年4月に刊行10周年を迎え、現在までの累計発行部数が1,480万部を超える、電撃文庫の代表作のひとつである『とある魔術の禁書目録(インデックス)』(発行 / KADOKAWA アスキー・メディアワークス)。そして累計発行部数500万部超、電撃コミックスの人気シリーズ『とある魔術の禁書目録外伝 とある科学の超電磁砲(レールガン)』(発行 / KADOKAWA アスキー・メディアワークス)。
「とある」シリーズはアニメーションにて、立川市を連想させる様々なシーンが描かれており、その結果、立川を訪れる「とある」ファンが急増。その状況を受け、立川観光協会は2011年より「とある」シリーズのキャラクターを使用した地域振興を開始し、2011年秋からは「とある自治体の地域振興」というタイトルの下、イベントを定期的に行ってきた。
『とある魔術の禁書目録』『とある科学の超電磁砲』の聖地として多くのファンに親しまれるようになった立川市だが、立川観光協会は、KADOKAWA、自販機設置事業会社のユカと飲料メーカーのトーヨービバレッジの協力を得て、2014年4月29日(火・祝)より立川市の各所に「『とある』シリーズのオリジナルデザイン自動販売機」を設置。作中でヒロイン・御坂美琴が愛飲する「ヤシの実サイダー」をイメージして作られた地域限定のオリジナル清涼飲料「ヤシの実&パインサイダー」の販売を開始することになった。
今回の自動販売機設置とオリジナル飲料の発売により、イベント時だけではなく、日常的に「とある」シリーズのキャラクターや作品と接することができる環境が立川に整い、観光協会としてはより多くのファンの来訪を期待。キャラクターの絵柄をデザインした缶飲料や自動販売機の例は多くあるが、今回のように完全オリジナル飲料まで作って展開するのは非常に稀なケースであり、ほかの自治体からも注目されているという。
今回の製品化にあたっては、ヤシの実のフレイバーを活かしつつ、飲みやすく爽快感の得られる味を作ることがいちばんの課題。完成したいくつかの味サンプルの試飲は、電撃編集部でも行われ、その味が「とある」シリーズのファンを納得させられるものかどうか? かつおいしいか? という厳しい評価がなされ、その結果、ヤシの実パウダーにパイン果汁をプラスし、ほんの少しのヨーグルト風味を加えた「ヤシの実&パインサイダー」が出来上がった。
缶のデザインはほぼ劇中に出てくる「ヤシの実サイダー」と同じ。裏面デザインには立川限定の描き下ろしイラストを使用。4月29日時点で設置が予定されているオリジナルデザイン自動販売機は計5台。設置場所とキャラクターは以下のとおりで、自動販売機は今後も追加設置が予定されている。
【設置番号 I】キャラクター : 上条当麻 & インデックス
立川伊勢屋製菓 (立川市高松町3-17-1)
【設置番号 II】キャラクター : 神裂火織 & ステイル
高柳商店 (立川市曙町2-3-2)
【設置番号 III】キャラクター : 一方通行 & シスターズ & ラストオーダー
浅見酒店 (立川市富士見町1-2-7)
【設置番号 IV】キャラクター : 御坂美琴 & 白井黒子
HMV立川店 (立川市曙町2-92-43 パークアベニュー3階)
【設置番号 V】キャラクター : 初春飾利 & 佐天涙子
まんがパーク (立川市錦町3-2-26)
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