マイクロアドは4月23日、同社がフィリピンに設立した現地法人MicroAdSEA Philippinesと、広告プラットフォームを提供するユナイテッドの100%子会社であるADerLが、フィリピン向け広告商品の共同開発・販売に向け、業務提携を開始すると発表した。

この提携では、今後もインターネット広告の市場拡大が見込まれる同国において、年内に代理店50社との契約を目標に掲げている。

マイクロアドの現地法人は、2月に設立され、ディスプレイ広告の統合管理プラットフォーム「MicroAd BLADE」をフィリピン国内に向けて提供している。MicroAd BLADEは、リターゲティングやオーディエンスターゲティングなどのターゲティング広告配信技術を持ちあわせており、これらのサービスを単一のインタフェースより管理することできるDSP。

一方、ADerLは、フィリピンに本社を置き、同国内向け無料懸賞サービス「DreamGiver」を運営・提供している。3月末時点の会員数は6万人で、そのほとんどがFacebook利用者であるという。このサービスを活用し、Facebookマーケティングの支援も行っている。

今後両社は、互いの提供するサービスを兼ね合わせた広告配信商品の開発・販売を行う予定。