ネットワールドは4月23日、仮想デスクトップサービス「VMware Horizon DaaS」(以下、Horizon DaaS)を、2014年6月から提供開始すると発表した。

「Horizon DaaS」は、VMware社が昨年10月に買収した米Desktone社のDaaS(Desktop-as-a-Service)技術による製品で、昨年9月からVMware社が米国、英国でサービス開始したパブリッククラウド「VMware vCloud Hybrid Service」(以下、vCHS)上で提供されている。

日本国内では「vCHS」のサービス開始時期は未定だが、ネットワールドは、VMware社のサービスプロバイダーパートナーとしてサービスを継続提供するイデア・コンサルティングと販売提携することで、vCHSの国内展開に先駆けて「Horizon DaaS」を提供開始する。

「Horizon DaaS」は、スケーラビリティの高いマルチテナント環境のデスクトップ仮想化プラットフォームにより提供され、初期費用を抑えて、1台~数台の小規模ニーズにも応えることができるのが特長。

「Horizon DaaS」の利用環境

ネットワールドでは、「Horizon DaaS」とオンプレミス向けの「VMware Horizon View」は、管理ソフトウェアがシームレスに統合される計画であり、将来的に、例えば本社はオンプレミスの「Horizon View」、地方支社は「Horizon DaaS」を利用し、本社から一元管理するなど、あらゆる規模のVDI環境をDaaS、オンプレミス、ならびにハイブリッドで提供可能となるとしている。

参考価格(税別)は、「Horizon DaaS 小規模向けサービス」(ユーザ数:5~45(5ユーザ単位))が初期費用30万円、1デスクトップ当たり月額6,500円。7日間限定のフリートライアルサービスもある。