市場調査会社のカンター・ジャパンはこのほど、「ソーシャルネットワーキングサイトの利用について」の調査結果を発表した。同調査は、同社のグループ会社であるカンター・メディアが、2013年にイギリス、フランス、ドイツ、スペインにて、15歳以上の消費者(スペインは14歳以上)の計6万500名に対し対面調査を行った結果をまとめたもの。

子どもの年齢が低い母親ほどSNSを利用する率が高い

幼い子供を持つ母親ほどSNSやモバイルを利用している

ヨーロッパの4カ国(イギリス、フランス、ドイツ、スペイン)で、18歳以下の子どもを持つ母親(インターネットユーザー)がソーシャルネットワーキングサイトを定期的に訪問しているかどうかについて調べたところ、定期的に訪問していると回答した人の割合で、子どもの年齢の低い母親の方が、子どもの年齢の高い母親よりも高くなった。

5歳以下の子どもを持つ母親はモバイルインターネット利用率が高い

たとえばイギリスでは、5歳以下の子どもを持つ母親の53%が、ソーシャルネットワーキングサイトを定期的に訪問していると回答。また、5歳以下の子どもを持つ母親のうち、モバイルでインターネットにアクセスする人の割合を調べ、インターネット利用者全体の結果と比較したところ、どの国でも5歳以下の子どもを持つ母親の方が、その割合が高くなった。

国別に見ると、イギリスの母親の割合が50%で最も高く、フランス26%、ドイツ15%、スペイン11%となり、幼い子どもを持つ母親との接点として、ソーシャルメディアやモバイルの重要度が高く、特にイギリスではそれが顕著であることがうかがえた。