東陽テクニカとパステル・ネットワークスは4月15日、会員制のIT機器ベンチマークテストサービス「@benchmark」の提供を開始した。一定の会員登録料を支払うことで、会員が持ち込むネットワーク機器やサーバなどのベンチマークを無償で受けられる。このテスト結果は、会員どうしが共有する情報として公開される。

@benchmarkは、ユーザー企業やSIerなどが、IT機器を的確に選定し、効果的に導入できるように支援することを目的とするサービスである。登録会員の依頼に応じて、実環境に近い設定での検証を無料で実施し、テスト結果を提供する。この結果は、提供会員の情報を隠蔽した形で@benchmarkのWebサイトにおいて公開され、全会員が無料で閲覧・再利用できるようになる。同サイトでは、テスト数値の読み取り方、テスト結果の活用ノウハウなどを公開し、会員の技術レベルの向上に役立てることができるほか、会員どうしが自由に情報交換できるコミュニティも提供される。

@benchmarkサービスの会員登録料は、月額5万円(税別、最低利用期間:6か月)または年額55万円(税別)と、中堅規模のユーザー企業やSIerでも利用しやすい料金設定の“検証サービスのクラウド化"を実現する。

@benchmarkのWebサイト