デルタ航空は、長距離国際線のエコノミークラスの利用者向けに「スリープキット」を導入するなど、機内サービスアイテムを強化した。

配布されるスリープキット

食事後にはペットボトルの水サービスも

「スリープキット」は、機内でも快適に睡眠がとれるようアイマスクと耳栓をセットにしたキット。4月より客室乗務員が機内で利用者に配布している。また、食事後の水(ペットボトル)の配布も開始した。飛行時間が12時間以上の超長距離路線では、昨年末よりペットボトルの提供を行ってきたが、今後、夏までに他の長距離路線でも提供を開始する。 

加えて夏までに、全国際線のエコノミークラスと米国内線のファーストクラスおよびエコノミークラスで配布している機内エンターテインメント用のイヤホンをアップグレードする。

同航空は米国航空会社の中で唯一、長距離国際線の全座席に個人用オンデマンド型の機内エンターテインメントシステムを搭載しているが、イヤホンのアップグレードでさらに快適に機内エンターテインメントが楽しめるようになる。

対象路線は、日本発着の米国本土路線、ハワイ路線、シンガポールおよびバンコク路線のほか、韓国、中国、オーストラリアと米国本土を結ぶ路線、大西洋路線など。

また、同航空便の全座席に搭載されている機内誌「SKY(スカイ)」(英語版)のデザインも4月号より刷新した。新しくなった機内誌は主にビジネストラベルに焦点を当てた内容で、利用者の興味に合わせた内容を掲載するプレミアム・トラベル・マガジンを目指すという。