博報堂DYグループ・スマートデバイス・ビジネスセンターは11日、「全国スマートフォンユーザー1000人定期調査」の結果を発表した。同調査は2月に行われており、今回で9回目。過去の調査結果は同社Webサイトで閲覧できる。

それによると、スマートフォンの保有率は全体で58.1%で、特に10代では88.6%、20代は84.9%を占めるまでになっている。男女別では、男性が52.2%、女性が62.4%と、女性の方が保有率が高い結果となった。

スマートフォン保有率

スマートフォンにおけるオンライン動画視聴の調査では、全体の85%がスマートフォンで動画を視聴したことがあると回答。10代、20代では9割を超え、特に10代では「ほぼ毎日見る」という回答が全体の45%に上った。また、50代、60代でも約2割がほぼ毎日視聴すると回答している。

スマートフォンでのオンライン動画の視聴頻度

視聴する動画の内容については、「音楽、アーティストのライブ映像など」が最も多く、次いで「一般視聴者が撮影した動画」。この傾向はPC、タブレットでの動画視聴でも変わらないが、「アニメ」「映画・ドラマ」についてはスマートフォンで視聴するという回答が他に比べて少ない傾向が見られる。

スマートフォンで視聴している動画内容

オンラインで動画を視聴するきっかけについて訊ねると「YouTubeの検索機能から」の利用率が最も高く、ほぼ半数の人が利用すると回答。この他「検索サイトの検索結果から」「YouTubeの関連動画、おすすめ機能から」を利用するユーザーが多いことがわかる。友人・知人の話やSNS経由など、いわゆるクチコミ経由による視聴は10%代にとどまっている。

オンライン動画を視聴するきっかけ