ナビゲーション・ソフトウェアの開発・提供を手掛けるハンガリーNNGは4月10日、日本の自動車市場への対応強化を目的に、OEMリレーション統括責任者として、ナビ業界で20年以上の経験を有する池田平輔氏を招へいしたと発表した。

同社は2012年に日本市場に本格参入しており、2014年内に日本の拠点を名古屋に開設する予定で、2015年までに10%の市場シェアの獲得を目指すとしている。

また、同日、併せて富士通テンより2013年度のサプライヤーアワードを受賞したことも明らかにしており、2014年内には新たに25の独自機能を追加した日本市場向けナビゲーションソフトの提供を行うことで、製品強化を図っていくとしている。

なお、現在までに2つの自動車ブランドで採用されているほか、2015年内の市場投入を目指した4つの製品開発プロジェクトが進められているという。

日本地域向けナビの基本ユーザーインタフェース。基本的な機能は一通り提供されていることが分かる

こちらは中国向けナビのユーザーインタフェース。中国では手描きで住所を入力することが多いため、そういった機能が搭載されている。日本では日本地域にマッチした機能の開発が進められているという