島津製作所は4月8日、無床診療所向け統合型電子カルテシステム「SimCLINIC T3α」を発表した。
同システムは、「電子カルテ」「レセプト(診療報酬明細書)」「画像ファイリング」の各機能を統合した一体型システムで、受付から会計、保険請求まで診療所の業務をフルサポートすることが可能。
また、さまざまな検査機器との連携を実現しており、X 線、内視鏡、超音波などの画像データの一元管理と画像、患者情報の容易な表示が可能なため、スムーズな診療を実現できるという。
さらに、今後需要が見込める在宅診療を支援する機能として、オンライン請求に使用するレセプト電算ファイルを点検し病名漏れなどをチェックするレセプトチェック機能や、期間指定適応症チェック機能などを標準で装備しているという。
このほか、オプションとして、訪問先からiPadを利用してカルテ情報を簡単に参照、入力することを可能にする在宅診療支援機能も用意されているという。
なお価格は550万円(税別)からとなっており、発売から1年で国内販売200台を目指すとしている。