『キカイダー REBOOT』メインビジュアル

5月24日に全国公開される特撮映画『キカイダー REBOOT』の予告編映像が公開され、さらに追加キャストとして、俳優の鶴見辰吾と石橋蓮司の出演が発表された。

公開された予告編映像は、新しいビジュアルのキカイダーと宿敵ハカイダーのバトルシーンはもちろん、ジロー(キカイダー)役の入江甚儀とマリ役の高橋メアリージュンの生身のアクションシーン、そして心=良心回路を持ってしまったジローと光明寺ミツコ(佐津川愛美)の気になる関係性も描かれている。映像は、制作陣の強い要望から、『SHINOBI』『Blood』などの映画やドラマ、AKB48のPVも手がけている本作の下山天監督自身が制作したという。また、追加キャストについては、鶴見は謎の科学者ギルバート・神崎役を演じるが、石橋の役柄については明かされていない。

『キカイダー REBOOT』予告編

1月30日に行われた「東映のラインナップ発表会」でリメイクが発表され、大きな話題となった『人造人間キカイダー』は、石ノ森章太郎氏原作による特撮TVドラマで、1972年~73年にテレビ朝日系で放送。左右非対称のユニークなビジュアルと深いドラマ性から、当時は同じく石ノ森氏原作の『仮面ライダー』と人気を二分するほどだった。脚本に二年を要し、デザインも一新されて41年ぶりにリメイクされる『キカイダー REBOOT』は、文字通りREBOOT=再起動の時を迎える。

白倉プロデューサーが「これがある種の東映の源流といっても過言ではない。ライダーでも戦隊でもなく、キカイダーこそが源流」と発表会で語った、本作のテーマは愛。舞台は未来の日本で、人間では抗えない問題をロボットに解決させる「ARKプロジェクト」の中枢、世界的ロボット工学の権威・光明寺ノブヒコが、実験中に謎の事故死――暴走する「ARKプロジェクト」に、光明寺が残した主人公ジロー/キカイダーが戦いを挑んでいく。身近に感じられるストーリーを展開しつつも、幅広いエンタテインメントを追求するKADOKAWAと、長く"ヒーロー"という存在を世に問い続けた東映がタッグを組み、コアなファンをも魅了する全く新しい『キカイダー』が描かれる。

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(C)2014「キカイダー」製作委員会