ソフトバンクテレコムは3月28日、全日本空輸(ANA)および関連グループ各社に、「iPhone 5s」と「iPhone 5c」を合計9000台納入することを発表した。

ANAは、iPhoneの納入とともに、内線ネットワークシステム「ホワイトオフィス」を導入。同システムは、オフィスの内線電話が社内外どこにいても利用可能で、ANAグループが導入するクラウド型音声基盤と接続することで、利便性向上とコスト削減を図る。

ANAグループでは、さらなる生産性向上やユーザーへのサービス向上を目指し、iPhoneやiPadなどのモバイルデバイスを活用。「いつでも」「どこでも」「容易に」、社員間でコミュニケーションすることや社員自身が業務情報を活用できる環境を実現し、ワークスタイルイノベーションを推進するとしている。

ソフトバンクテレコムは、2011年からANAグループの客室乗務員をはじめ、運航乗務員、ライン整備士向けに約1万台のiPadを納入。iPadを活用したマニュアルの電子化や動画を活用した教育訓練用のコンテンツの配信、さらにはユーザーサービスの向上に向けた改革など、ANAグループの経営戦略である「業務プロセス改革」を具現化するさまざまな取り組みを支援してきた。