3月22日、23日と2日間にわたって東京ビッグサイトにて開催された、アニメイベント「AnimeJapan 2014」が2日間の会期を終えて31日に閉幕し、2日間合計の来場者数は11万1,252人を記録したことが明らかになった。
来場者数は、3月22日が59,630人(プレス344社/615名)、23日が51,622人(プレス220社/403名)。目標の10万人を超え、2013年に開催された「東京国際アニメフェア」(通称:TAF)の10万5,855人と「アニメコンテンツエキスポ」(通称:ACE)の7万0,675人をいずれも上回っている。また、2日間ともに早朝から多くの人が入場待機列を作り、午後にはホール間の移動に5分以上の時間がかかるなど大混雑だった。
出展各社のブースでは、現在放送中の作品やまもなく放送開始を迎える4月新番組、さらにはこのイベントでお披露目となった7月放送アニメなどを中心とした展示やプロモーション映像の上映、グッズの販売・配布などを実施。会場内には、光の3原色のRED、GREEN、BLUEの3つに加え、オープン、Anisong Japanの5つのステージが用意されており、アニメに出演する声優や主題歌を歌うアーティスト、制作スタッフら登壇するステージイベントも行われた。
出展企業にはアニメ関連企業以外にも、ソニーなどの映像機器メーカーもブースを出展。ソニーブースでは、ヘッドマウントディスプレー「HMZ-T3」にユーザーの動き感知するトラッキングセンサーを搭載するカスタムモデルの体験コーナーを用意し、人気作品『アイドルマスター』の主人公たちが所属する"765プロ"に入り込んだ気分を味わうことができるということで大盛況。また、地方で行われているアニメイベントの公式ブースも出店し、イベントのアピールを行っていた。
「AnimeJapan」は、2010年に青少年健全育成条例の改正案によって袂を分けていた「東京国際アニメフェア」(通称:TAF)と「アニメコンテンツエキスポ」(通称:ACE)の二つを発展統合する形で新たに開催され、名実ともに国内最大規模のアニメイベントとなった。