経済産業省は3月17日、ニッチ分野の製品を開発・製造し、国際市場で高いシェアを持つ企業100社を「グローバルニッチトップ企業100選」として選定したと発表した。

同省は、外部有識者で構成する委員会での審議を経て100社を選定。世界シェアと利益の両立、独創性と自立性、代替リスクへの対処、世界シェアの持続性が評価ポイントだという。選定は今回が初めての試み。

選ばれた企業の業種は、機械・加工が52社、素材・化学が20社、電気・電子が15社、消費財・その他が13社で、ジェット式織機を開発する津田駒工業、どら焼機を開発するマスダック、空気加工機を開発するAIKI リオテックなど。また、今後の飛躍を期待できる企業7社を「ネクストGNT」として選定した。選定した企業の取り組くを収録した冊子を作成するとしている。

同省は、2013年に閣議決定した「日本再興戦略」に基づき、グローバルニッチトップ企業への支援策を今後措置するとしている。