アンリツは3月7日、携帯型スペクトラムアナライザ「MS2720T」用「内蔵高精度基準発振器オプション」を発表した。

スマートフォンの急激な普及に伴い、携帯電話ネットワークに流れるデータ量は爆発的に増加しており、通信キャリアは、携帯電話基地局の増設や拡張に注力している。携帯電話基地局の建設・保守では、周波数が電波法で定める許容範囲にあるかどうかを測定する。しかし、一般的に使用されている水晶発振器を内蔵した携帯型スペクトラムアナライザでは、2GHzの携帯電話基地局の周波数測定で求められる600Hz未満の値が測定できないなど、性能が不足しているため、水晶発振器の約100倍の精度を有するルビジューム発振器が必要だった。

そこで今回、「MS2720T」のオプションとして、「内蔵高精度基準発振器オプション」を開発した。同オプションを「MS2720T」に搭載することにより、1台の携帯型スペクトラムアナライザで、ルビジューム発振器と同等の測定精度が実現する。また、「MS2720T」の測定処理手順を最適化したことにより、従来より最大で2倍速い測定が可能になったとしている。

アンリツの携帯型スペクトラムアナライザ「MS2720T」