パスロジは3月7日、記憶型ワンタイムパスワード「PassLogic」とタイムシンクロナス方式を融合させた新製品「PassLogicトークン」を発表した。スマートフォン向けのソフトウェア・トークン・アプリケーションとして提供される。

PassLogicトークンの認証ステップ

同製品は、安全な本人認証を実現するために、マトリックス型の認証方式と時間をキーとした乱数生成ロジックによるタイムシンクロナス方式の双方に対応することで、ひとつのアプリケーションで二要素・二経路の強固な認証を実現した。

PassLogicのマトリックス型認証イメージ

スマートフォンが通信できない場合でも認証が可能という特徴があり、またソフトウェアトークンをインストールしているデバイスが紛失・盗難された場合でも、記憶型ワンタイムパスワードであるため安全性を確保できる。

ハードウェアトークンの上位互換としても利用できるため、すでにトークンタイプを導入している場所であれば、サイト側の画面遷移を変更する必要がない。

なおパスロジでは、ユーザの利便性を考慮し、プッシュ型トークンの開発も予定しているという。

開発予定のプッシュ型トークンのイメージ