JR東日本は3月4日、サービス品質改革の一環として、利用者のニーズに応じたタイムリーな情報提供を実現する「JR東日本アプリ」を3月10日に提供開始すると発表した。

「JR東日本アプリ」は、「列車まわり、ぜーんぶおまかせ。」というコンセプトのもと、スマートフォンを通じてタイムリーに利用者に情報を提供するアプリ。

例えば、利用者がよく利用する路線を「My路線」として登録することで、トップページで「My路線」の遅れや運転見合わせなどの運行情報を見られる。よく利用する駅についても「My駅」として登録することで、その駅に関する様々な情報を検索できる。

各路線の運行情報も見られるほか、首都圏は首都圏の主要駅の改札付近に設置している「異常時案内用ディスプレイ」と同じ情報が取得できる。京浜東北線については、リアルタイムな列車位置情報を閲覧できる機能も提供されるという。

My路線などを登録できる。発車標などの確認も

また、JR東日本が管轄する約1700駅の構内図、時刻表、駅の施設情報、エキナカ・駅ビルに関する情報などが確認できる。駅の施設は、みどりの窓口の有無・営業時間、バリアフリー設備の有無、コインロッカーの有無といった細かい情報まで提供される。

その中でも東京駅については、構内図からコインロッカーのリアルタイムの空き状況が閲覧でき、Android利用者は自身の位置を構内図上で把握できるようになる。

駅構内図は階ごとに細かく確認できる

そのほか、山手線については、「山手線トレインネット」として、利用者の乗車位置(号車)・区間にあわせた停車駅の情報(乗換路線、ホーム案内図、駅構内図)や乗車中(走行中)の山手線の各号車の混雑状況・車内温度が閲覧できるサービスを開始する。

同サービスは、今年度内に3編成、来年度内に全編成で提供予定で、1編成目については、3月10日から5月31日までラッピングトレインとして運行するほか、サービスを利用できる編成の車内には、各ドアの上部にステッカーで案内される。

案内ステッカー

なお、アプリを利用できるOSは、iOS(iOS6.0以上)とAndroid(Android OS 2.3.3/Android OS 4.0.3以上)となっている。

また、同社では、「JR東日本アプリ」の特別サイトを開設し、アプリの内容について案内を行なう。