ナカバヤシは20日、米・Wobbles Works社が開発した3Dプリントペン「3Doodler」の日本国内における独占販売契約を締結し、4月上旬より販売を開始すると発表した。価格は1万6,000円(税別)。

「3Doodler」本体(左)と、作品サンプル(右)

「3Doodler」は、文字や絵を描くような感覚で自由に立体アートを制作できる3Dプリントペン。アメリカのクラウドファンディングサイト「Kickstarter」で集められた資金(約2億4,000万円相当)を元に、2013年に世界で初めて開発されたものだという。

使用にあたっては、専用プラスチックフィラメント(PLAおよびABS樹脂製)を本体に差込み、電源をいれるだけ。熱によって溶けた樹脂がペン先から押し出されるので、空中に線を描くようにペン先を動かせば思いのままの立体アートができあがるという。溶けた樹脂は適温で冷えて固まるため、様々な色のフィラメントを組み合わせて鮮やかな作品を作ることも可能。もちろん、一般的な3Dプリンタに必要とされる専用ソフトや3Dデータは不要となっている。

本体サイズは187×37×37mm、重量は130g。ACアダプタと専用のプラスチックフィラメント50本(PLA樹脂×25本、ABS樹脂×25本)が付属する。なお、このプラスチックフィラメントは1,500円で追加購入も可。ニューヨーク近代美術館の運営する「MoMA デザインストア」を皮切りに、同社販売チャネルにて4月上旬より順次発売予定。