ドワンゴは、動画サービス「ニコニコ生放送」にて、「ニコニコ超会議3」の特別番組『超会議3 ZUNビール特番 with ひろゆき 博麗神社例大祭 超濃縮版発表もあるよ!?』を2月17日に生放送した。番組には、東方Projectの原作者で"神主"の愛称でも知られるZUN氏をはじめ、ドワンゴ担当者・伴龍一郎氏、ひろゆき氏、そして特別ゲストとしてイラストレーターの岸田メル氏が登場。東京・中目黒にあるベアードビールブルーイング直営店・中目黒タップルームより、お酒を交えての和気あいあいとした進行となった。
番組冒頭は遅刻のひろゆき氏不在のまま、ニコニコ超会議3で販売されるビールの詳細が発表された。製造元は前回に引き続き、ワールドビアカップ金賞受賞の『ベアードブルーイング』。今回はペールエールの「ZUNエール(仮)」とウィートエールの「超白ひろゆき(仮)」という2種のオリジナルビールを、2日間で7,000杯程度販売する予定という。価格は1杯250mlで500円。
ZUN氏は前回の「ニコニコ超会議2」を振り返り、「2種類のビールを販売して2日間で7,000杯、2トンくらいを販売したけど、どうしても『黒ひろゆき』の方は売れ残ってしまって。それなら『白ひろゆき』で、となりました」と今回のメニューを解説。さらに、「前回はおつまみがひどかった(笑)。今度はビールにもっと合うやつをという話になっています」と、おつまみメニューに期待を寄せた。番組では完成したばかりというおつまみが3種類発表され、出演者が実際に試食しながら感想を語り合った。
まずは、ホップが入った「ホップソルトポテトチップス」について、ひろゆき氏は「言われると苦味があるけど、わりとオーソドックスな味」と満足げな表情。また、山椒と鷹の爪を使った「ピリピリピックルス」と、たまり醤油とスパイスで和えて馬車道スモーカーでスモークしたという「馬車道のスモークナッツ」については、ZUN氏も「ピックルスは想像以上に山椒でビールに合う。ナッツはがっつり食べたい人でもいけるね」などと、いずれも好評だった。これらのおつまみは、それぞれ300円程度で販売されるという。
また、前回好評だったベアードビールラベル風デザインのコースターが、今回もビール購入者にプレゼントされる予定。もちろん未成年は飲酒できないが、これに対して伴からは「未成年でも言ってもらえればコースターは何とかします」という発言が飛び出した。
その後、東方Projectオンリー同人誌即売会「例大祭」の代表・北条氏が登場。ニコニコ超会議3内で併催される「博麗神社例大祭 超濃縮版」の内容について発表した。
北条氏によると、前回の超会議2では1日だけの開催となった例大祭だが、今回は内容を変えてつつ2日間通して開催されるという。また、前回の開催については「ユーザーさんから新しい反応をもらえて好感触でした」とコメント。特に、現地に設置した東方Projectのゲーム展示が好評だったとのことで、「今回は『東方輝針城』のスコアアタック大会を開催します」と明言した。優勝者には、この番組内でZUNが書いたサイン入りのディスクがプレゼントされる。
これには、ニコ生視聴者からも「ほしいいいいいい」「かなりプレミアもんだなw」といったコメントが多数。なお、例大祭ブースからの生中継も検討されていることも明らかとなった。
さらに番組後半には、人気イラストレーターの岸田メルが登場。ひと通りの発表を終えたこともあって、残りの時間はZUN氏、岸田メル氏、ひろゆき氏、伴氏の4名による深夜ならではのディープなトークが繰り広げられ、視聴者からは「ビールの話じゃなかったのかw」「何の話だよw」といったツッコミが入っていた。
また、伴氏からの「『ネットのわんぱく』として土俵に上がって、幕内力士とガチンコで勝負してください」というムチャな企画の提案を受けて、岸田氏は「それは、力士の方にネットでブイブイ言わせてるやつを叩き潰してもらってユーザーがスッとするという企画ですか?」とかわし、水着になることにも抵抗感があるというひろゆき氏は「ボディスーツを着ていいなら……」と返答した。
「ニコニコ超会議3」で開催される「大相撲超会議場所」の土俵で、もしかすると『ネットのわんぱく』たちによるガチンコ相撲が見られるかもしれない。