日本ワムネットは2月17日、企業向け大容量ファイル送信クラウドサービス「GigaCC トラスト便」の提供を開始すると発表した。
日本ワムネット 営業部 マーケティング&コミュニケーションチーム マネージャー 斉藤達也氏 |
GigaCC トラスト便は、オンラインストレージを活用した大容量ファイルの受け渡しサービス。Webブラウザからファイルをアップロードすると送信対象者のメールアカウントへURLが送られ、受信者はそのURLへアクセスすることでファイルをダウンロードできるようになる。同社が従来から提供しているオンラインストレージサービス「GigaCC ASP」をベースに、アクセス履歴機能やデータのアーカイブ機能などが除外された簡易版のサービスとして提供されている。
類似サービスと比べると、「送信通数/送信先アカウント数が無制限、最大ファイル容量2GBと、制約が少ない点は大きな特長」(日本ワムネット 営業部 マーケティング&コミュニケーションチーム マネージャー 斉藤達也氏)という。
また、セキュリティ面も考慮しており、システム管理者側で利用アカウントを制限したり、誤送信時に受取用URLを無効化したり、ホワイトリスト/ブラックリストによる送信先制限をかけたりすることが可能。ファイル送信時に上司の承認を強制する「上長承認機能」も組み込まれている。さらにオプション機能として、トレーサビリティの確保に有効な「全件バックアップ機能」も用意されている。
価格は、初期費用2万円(税別)、月額利用料7万5000円(20アカウント。税別)~。先着50社を対象に2014年3月末日まで20アカウントパックを無料で提供するスタートアップキャンペーンも展開している。