英Virgin Atlanticは2月11日(現地時間)、同航空会社でアッパークラスを利用する旅行者に対して、Google Glassを装着した地上係員が応対するコンシェルジュのトライアルサービスを開始したと発表した。これにより、チェックイン作業からフライト情報まで、Google Glassを装着した係員が端末画面と向き合わずとも、マン・ツー・マンで応対するサービスが提供されることになる。
同件はThe Next Webが報じたもので、その後Virgin Atlanticから正式発表された。これは現在英ロンドンのヒースロー空港で提供されているサービスの1つで、過去半年のトライアルを経て一般提供が開始された。同空港のターミナル3に到着した顧客は、そのままGoogle Glassを装着したスタッフに誘導される形でチェックイン作業から必要な情報提供までが行われ、フライトまでの一連のスムーズな必要サービスが体験できるというものだ。実験的なサービスではあるが、今後ホテル等も含めたコンシェルジュサービスでの応用も期待され、非常に面白い取り組みだと考えられる。
このほか、Virgin AtlanticではiOSアプリとiBeaconを組み合わせて、ヒースロー空港の所定エリアに上級クラスの客が近付くと、アプリを介して利用可能なサービス案内やお得な販売情報、フライトスケジュールなどが入手可能な仕組みも提供しているという。もし利用する機会のある旅行者はぜひ試してみてほしい。
(記事提供:AndroWire編集部)