京浜急行電鉄は1月31日、KDDIが提供する公衆無線LANサービス「au Wi-Fi SPOT」と、ワイヤ・アンド・ワイヤレスの「Wi2 300」を提供開始すると発表した。また、同時に電車の車両内でWi-Fi環境を提供する「車両内無線LANサービス」と、訪日外国人向け無料公衆無線LANサービスの提供も発表している。

これまで京急では、docomo Wi-Fiとフレッツ・スポットの無線LANサービスを泉岳寺を除く京急線全72駅で提供してきた。今回の「au Wi-Fi SPOT」と「Wi2 300」は2月1日から品川駅と羽田空港国際線ターミナル駅、羽田空港国内線ターミナル駅で提供を開始する。その他の駅では平成26年度末までに提供予定だ。

また、車両内無線LANサービスでは、京急電鉄の全車両内で無線LAN化を進めていくという。まずは2月末に2100形車両(8両編成3本)から提供を開始。2100形を中心として順次、提供車両を拡大していくという。こちらは、「au Wi-Fi SPOT」「Wi2 300」での提供となり、docomo Wi-Fiとフレッツ・スポットの提供は案内されていない。

最後の訪日外国人向け無料公衆無線LANサービスでは、Wi2 300(ワンタイムプラン)を活用した公衆無線LANサービスを訪日した外国人向けに無料で提供する。

3月1日から品川駅と羽田空港国際線ターミナル駅、羽田空港国内線ターミナル駅で提供を開始。その後は、駅構内無線LANサービスや車両内無線LANサービスのサービス拡充に合わせて提供場所を拡大していく。

利用可能な時間は、初回ログイン後連続6時間で、1人につき1IDが付与。ワイヤ・アンド・ワイヤレスのサービスであるため、京急構内だけではなく、全国20万カ所以上のWi-Fiスポットでも利用できるという。