PC-BSD is a free operating system with ease of use in mind.

PC-BSDプロジェクトは1月29日(米国時間)、PC-BSDの次世代メジャーアップグレードバージョンとなる「PC-BSD 10.0-RELEASE」を公開した。DVD/CDイメージとしてもUSBメモリイメージとしても扱うことができるハイブリッドタイプのx64版インストーライメージをダウンロード可能。PC-BSDはFreeBSDをベースに開発されたデスクトップ(ワークステーション)向けディストリビューション。最近のバージョンはサーバ構築のためのインストーラとしても使用できる。

「PC-BSD 10.0-RELEASE」の主な変更点は次のとおり。

  • FreeBSD 10.0-RELEASEベース
  • GNOME3、Mate、Cinnamonデスクトップを導入(GNOME2はMateへ入れ替え)
  • SSDストレージへインストールする場合の最適化オプションを追加
  • パッケージのローリングリリース実現(プロダクション設定で3ヶ月おきにアップデート、エッジ設定で2週間おきにアップデート)
  • ZFSプールやデータセット、オプション変更などを実施する機能をディスクマネージャへ導入
  • 単一のインストーライメージでDVD/CDにもUSBメモリにも対応
  • インストーラとして新しくテキストインストーラも追加
  • AMD/IntelまたはNVIDIA/Intelといったハイブリッドチップセットマシンへの対応

PC-BSD 10.0-RELEASE動作例

PC-BSD 10.0-RELEASE動作例

PC-BSD 10.0-RELEASE動作例 KDE(デフォルト)

PC-BSD 10.0-RELEASE動作例 KDE(デフォルト)

PC-BSD 10.0-RELEASE動作例 MATE

PC-BSD 10.0-RELEASE動作例 MATE

PC-BSD 10.0-RELEASE動作例 Window Maker

PC-BSD 10.0-RELEASE動作例 Window Maker

PC-BSDはKDE、GNOME3、LXDE、XFCE、Mate、Cinammonといった主要なウィンドウプラットフォーム以外にもAwesome、FVWM、I3、IceWM、Openbox、Ratpoison、Spectrwm、WindowLab、Window Makerなどのウィンドウマネージャにも対応している。統合的なプラットフォームではなくシンプルなウィンドマネージャの環境を構築したい場合に便利。