伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は、データセンター向けハードウェアを標準化・オープンソース化し、大規模データセンターに最適なハードウェアを設計・提供するための運営団体「Open Compute Project Foundation(OCP)」とSolution Provider契約を締結したと発表した。

同社によれば、Solution Provider認定は国内初で、OCPが正式に認定する製品の販売、設計、構築、保守を、2014年4月に開始する。

OCPは、米Facebook社が2011年に開始したプロジェクトで、サーバやラック、電源装置や冷却設備、ストレージやネットワークスイッチの設計図のオープンソース化が進められている。

Solution ProviderであるCTCは、OCPの仕様に基づいた製品を提供するManufactureからOCP認定製品を仕入れ、キッティング、ラッキングを行い提供することができる。また、OCPからの最新のデータセンター向け技術情報の入手とOCPが認定する製品を顧客に提供することも可能。

今後は、2014年4月に予定している提供開始に向け、CTCの総合検証センターである「テクニカルソリューションセンター」(東京都千代田区)内に事前検証を行う環境を提供する。