Microsoft Windows XP

2013年7月以降、スペックの比較的低いマシンでWindows XPまたはWindows Server 2003を使っている場合に「Windows Update」の実施にきわめて長い時間がかかる問題が指摘されていた。詳細は「Windows XP や Windows Server 2003 環境において、Windows Update 実行時に Svchost.exe の CPU 使用率が 100 % となる、時間を大幅に要する」に掲載されている。これはIE累積更新プログラムの検出時の負荷が高くなりすぎてsvchost.exeのプロセスがほとんどのCPU時間を占有してしまうという現象になって現れる。この問題への軽減策はすでに実施済みとされているが、1月16日に公開された続報において、1月の更新プログラムのリリースに合わせて改めて対策が実施されたことが報告された。

svchost.exeはWindowsのサービスをホストするためのプロセス。svchost.exeがどのサービスをホストしているかはタスクマネージャで確認できる。svchost.exeのインスタンスを選択した状態で「サービスの表示」を選択すると、そのsvchost.exeプロセスがホストしているサービスが表示される。

svchost.extプロセスの例 →

svchost.extプロセスがホスティングしているサービス

svchost.extプロセスの例 →

svchost.extプロセスがホスティングしているサービス

svchost.extプロセスの例 →

svchost.extプロセスがホスティングしているサービス

該当するマシンではWindows Updateの実行にCPUを100%使い切った状態で長い時間がかかるとされているが、処理が終了すればWindows Updateそのものは正しく完了するとされている。時間かかりすぎてどうしようもないという場合の回避方法は「Windows XP や Windows Server 2003 環境において、Windows Update 実行時に Svchost.exe の CPU 使用率が 100 % となる、時間を大幅に要する」に記載されている。