シナジーマーケティングは1月15日、同社のマーケティングナビゲーター「Synergy!360」と、モデューロが提供するデータマネジメントプラットフォーム「AudienceOne」との連携を開始したことを発表した。

AudienceOneは、広告配信結果やソーシャルメディア、提携企業のサードパーティデータなどを収集・解析し、見込顧客の発見や既存顧客のロイヤルカスタマー化などのマーケティング施策に活用できるデータマネジメントプラットフォーム(DMP)。収集したオーディエンスデータをもとにさまざまなセグメントを作成でき、セグメントのデモグラフィック情報や、流入キーワードと掛け合わせた分析を提供する。

Synergy!360は、CRMを行うために必要なデータベースやアンケート、フォーム、メール配信、キャンペーンマネジメントなどの機能を備えたクラウドサービスで、ソーシャルメディア連携や顧客の価値観をもとにした新しいマーケティング活動を行うことができる。

連携イメージ

このほどの連携により、CRMデータから分析した優良顧客リストを「Synergy!360」から「AudienceOne」に受け渡し、サードパーティデータを組み合わせて優良顧客に近い新規ユーザーに広告配信でアプローチしたり、過去に特定商品を購入した顧客リストを「Synergy!360」から「AudienceOne」に受け渡し、ピンポイントのターゲットへ関連商品を訴求したりすることが可能になる。

サードパーティデータを活用した顧客分析

また、メールに反応のない休眠顧客リストをSynergy!360からAudienceOneに受け渡し、広告配信によって休眠からの復帰を促したり、特定カテゴリや特定商品ページを閲覧したが購買のなかった離脱ユーザーをAudienceOneでセグメント化し、Synergy!360に受け渡してリマインドメールを配信したりといった活用法も考えられる。