X.orgサーバ、4Kディスプレイ対応パッチをリリース

X.orgの開発者向けメーリングリストに「[PULL] 4k enabling」というメールが投函された。X.orgサーバから4K HDMIモニタを利用できるようにするパッチを説明する内容になっている。このパッチはすでにQAがチェック済みであるほか、ChromeOSのチームもすでにツリーにマージしたことなどが伝えられている。

4Kディスプレイや4K対応テレビは高価であるためコンシューマ市場にはまだ広くは普及していないが、2014年に入ってから相次いで廉価なモデルがメーカから発表され注目を集めている。Dellは1月7日(米国時間)、4K対応のディスプレイ(28インチ)を699米ドル(73,000円ほど)で提供開始すると発表しており、コンシューマ市場でも普及が予想される。ほかのメーカも類似の価格帯で同様の製品を投入する可能性が高い。

高解像度かつ高ピクセル密度で、さらに物理的にサイズの大きなディスプレイは開発者にとって開発効率を左右する要素として重要。特にiPhoneやiPad、Androidスマートフォン/タブレットデバイス、MacBook Pro RetinaやUltrabookなどで高解像度/高ピクセル密度の液晶ディスプレイに馴れたユーザにとって、現在コンシューマ市場で広く流通しているデスクトップ(ワークステーション)向けの液晶ディスプレイはピクセル密度が低く、文字が荒く感じられるなどユーザの感覚が変わりはじめている。