TIOBE Programming Community Index

TIOBE Softwareから、2014年1月のTIOBE Programming Community Index (PCI)が公開された。TIOBE PCIは、複数の検索エンジンの検索結果から、対象となるプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもの。2014年1月におけるインデックスは次のとおり。

プログラミング言語 インデックス 備考
1 C 17.871% 5ヶ月連続1位
2 Java 16.499%
3 Objective-C 11.098%
4 C++ 7.548%
5 C# 5.855%
6 PHP 4.627%
7 (Visual) Basic 2.989%
8 Python 2.400%
9 JavaScript 1.569%
10 Transact-SQL 1.559%
11 Visual Basic .NET 1.558%
12 Ruby 1.082%

2014年1月はC言語が1位をキープ。5ヶ月連続での1位となった。CとJavaはこの数年首位の入れ替わりを繰り返してきたが、長期の傾向としてC言語は上り調子にあり、Javaは下がり調子にある。現在は比較的近いポジションにあるため首位の入れ替わりを繰り返しているが、この傾向がさらに進めばC言語が長期に渡って1位になり続ける可能性がある。

TIOBE PCIでは2013年にもっとも成長したプログラミング言語を「Transact-SQL」と発表。1年で0.98%の向上を見せたという。これに0.81%向上のObjective-Cと、0.53%向上のF#が続いている。たしかにTransact-SQLは2013年で大きく割合を伸ばした。しかしObjective-Cも強く成長しており、区切りのタイミングが異なればObjectice-Cがもっとも成長したプログラミング言語として選ばれていた可能性もある。

TIOBE PCIでこれまでアワードに輝いたプログラミング言語は外部要因に左右される傾向が強い。特にスマートフォンやタブレットデバイスの開発言語として選定されるタイミングで一気にシェアを増やす傾向がある、JavaはAndroid、Objective-CはiOS、C#はWindows Phoneの影響を強く受けている。

TIOBE PCIの集計で上位のプログラミング言語のうち、過去5年間に渡って成長傾向が見られるのはC、Objective-C、Tranzact-SQLなど。それ以外のプログラミング言語は下落傾向が見られる。