サイボウズスタートアップスは、12月18日より、クラウドサービスにおけるアカウント情報/ユーザー情報を一括で管理する「Cloudum(クラウダム)」を販売開始すると発表した。

最近、たくさんのクラウドサービスを組み合わせて利用する企業が増えているが、クラウドサービスに必要なユーザー情報や組織情報などのアカウント情報は各システムよって異なるため、アカウント情報のメンテナンスを怠ると、退社した社員がいつまでも利用できるなど、セキュリティリスクが問題になる。また、退社や転勤したユーザーが利用ユーザーとして登録されたままとなり、無駄にライセンス費用を支払うことも発生している。

「Cloudum」は、アカウント情報を一括で管理するサービスで、クラウドサービスを利用する企業は、「Cloudum」のアカウント情報をメンテナンスすることで、各クラウドサービスのアカウント情報の登録状態やライセンスの利用状態を把握し、管理ができる。各システムへの自動登録や登録するためのデータ作成はすべて「Cloudum」が行い、アカウント情報は、CSV登録と画面操作によりメンテナンスができ、変更の登録は事前予約もできる。

「Cloudum」の概要

「Cloudum」は、AIOS(自動項目最適化システム)を採用しており、利用するシステムを選択するだけで各システムに登録する項目を最適に管理できる状態となる。

ユーザー管理画面

現在「Cloudum」が対応可能なクラウドサービスは、「cybozu.com」「Google Apps」「Microsoft Office365」「サイボウズスタートアップス 安否確認サービス」の4つだが、今後は、アカウント管理が必要なすべてのクラウドサービスに対応することを目指しているという。

価格は初期費用が5万円(税別)、月額費用が50名までの場合は8,000円。ただし、cybozu.com利用の場合は4,000円、同社の安否確認サービスを利用の場合は2,000円となる。

なお、同社は2014年8月末までシステム登録費用無料キャンペーンを実施し、これまでに契約したユーザーは初期費用が無料となる。