米Microsoftは12月2日、「Student Advantage」の提供開始を発表した。職員が「Office 365 ProPlus」を利用しているなど一定条件を満たす教育機関は、「Office 365 ProPlus」を追加料金なしに学生に提供できる。
10月に発表していた教育機関向けのプログラム。一定条件を満たす教育機関が最新のMicrosoft Officeにアクセスできるようにするもので、「Office 365 ProPlus」または「Office Professional Plus」を部門全体で導入している学校や高等教育機関は、追加料金なしに学生向け「Office 365 ProPlus」を利用できる。プログラムは世界3万5000以上の教育機関で利用できる。すでに、400万人の学生にOffice 365のアクセスを提供するブラジルのサンパウロ教育省などが登録しているという。
教育市場は、米Googleも強化しており激しい競合にある。そのような中、Microsoftは自社Officeが社会で求められるスキルである点を強調している。企業が求めるスキルを調べたIDCの2013年の調査によると、Microsoft Officeを使いこなすスキルは3番目にランクインしているという。Microsoftはまた、ライバルGoogleですら一部職種でMicrosoft Office精通を求人条件にしているという米メディアGeekWireの記事も引用している。
Microsoftによると、Office 365はFortune 500企業の6割で利用されており、教育分野でのユーザー数は1億1000万人に達しているという。