NTTドコモは11月28日、革新的なサービス・技術などを保有するベンチャー企業を対象に起業支援を行う「ドコモ・イノベーションビレッジ」の第2期プログラム参加チームを決定したと発表した。

「ドコモ・イノベーションビレッジ」は、ドコモがベンチャー企業を様々な側面からサポートする取り組みで、新たな可能性に挑戦し、モバイル・インターネットの世界を広げるサービスやビジネスモデルを推進するベンチャー企業に対して、ドコモとの協業・営業支援や、専門家による経営面や開発面のアドバイス、共同オフィススペース提供などの支援を行う。

第2期プログラムは、「グローバル・スタンダードになりうる、モバイルを活用したサービス」をテーマとして、9月2日から10月10日の期間で募集を行い、書類審査、プレゼンテーション審査などの選考の結果、6チームが同プログラムに参加することとなった。

参加チームに対しては、メンターによるメンタリング機会の提供や、転換社債引受による200万円の資金提供、共同オフィススペースの提供など、様々な支援を実施。

参加チームは、約4か月のプログラム期間中にサービスやプロダクトの開発を進め、2014年3月26日に開催する予定の成果発表イベント「DemoDay」において開発の成果を発表する。

また、プログラムを通じてドコモ及びドコモのグループ会社などとの協業や、プログラム終了後にドコモ・イノベーションファンドからの出資も検討されている。

第2期プログラムより、ドコモがパートナー企業と一体となって支援を行う「パートナーブースト枠」が新設され、今回のプログラムでは、NTT西日本がパートナー企業として参加する。

なお、第2期プログラム参加チームのサービス名とサービス概要は次のとおり。

  • wizpra

サービス名は「pozica」。社員同士の感謝の気持ちを見える化し、社員満足度と企業の生産効率を上げる、企業向けのコミュニケーションツールの提供を行うという。

  • えがおの株式会社(パートナーブースト枠)

サービス名は「えがおの本」。卒業アルバム写真から自分だけのアルバムを作ったり、紙のアルバム未収録の写真も楽しめる卒業アルバムアプリの開発を行う。

  • 株式会社だんきち

サービス名は「スポとも」。自身がプレーしたスポーツ動画を、チームメイトや友達・家族等と共有できる、スポーツ動画に特化した共有サービスの提供を行う。

  • 株式会社forEst

サービス名は「ATLS」。出版社の販売する参考書をデジタル化し、タブレット上で効率的に学習することができる、教育プラットフォームサービスだという。

  • 株式会社ミーニュー

サービス名は「me:new」。利用者の好みや栄養バランスを考えた最大1週間分の献立を自動作成できる、オリジナル献立作成サービスを開発する。

  • WonderBee

サービス名は「Make it !」多くのハードウェアメーカーが独創的な商品を生み出し、商品をスケールさせるためのマーケットプレイスを提供する。