富士通は11月28日、ロンドン証券取引所に上場している同社普通株式および欧州預託証券(European Depositary Receipts。以下、EDR)について、上場廃止の申請を行うことを取締役会で決議したと発表した。

同社は、その理由について「ロンドン証券取引所における当社株式の取引は僅少であり、上場廃止による株主および投資家の皆様への影響は軽微であると考えられることから、上場に伴う経費の削減および業務の効率化を図るため、ロンドン証券取引所に対し、当社普通株式およびEDRの上場廃止申請を行うことといたしました」と説明している。

上場廃止は、2014年1月末になる見込み。これにより、同社株式の上場先は、東京証券取引所と名古屋証券取引所の2つになるという。