Tableau Softwareは11月25日、BIツール「Tableau 8.1」を米国にて11月21日にリリースしたことを発表した。Tableau 8.1では、新たに大規模企業向け機能、高度な分析を支える機能、そしてWebやモバイルデバイスとの双方向性(インタラクティブ性)を向上する機能などが追加された。オープンソースの統計解析プログラムである「R」を統合し、より多彩な分析が行えるようになったという。

Tableau Softwareの最高開発責任者兼共同創立者のChris Stolte氏は、「Tableau 8.1には、これまでにユーザーから寄せられた要望に応えた数多くの機能や強化点を盛り込んだ。私たちは、人々がより高速に、簡単に、かつ美しい分析ができることを最も重要視しており、ユーザーが個人として利用する場合でも、組織的にデータ分析を全社展開する場合でも変わりない」と述べている。

Tableau 8.1では、エンタープライズクラスの基幹システムに対応した新機能として、64ビット製品スイート、SAML認証、外部ロードバランサーやIPv6サポートなどが追加された。

新しいクイックフィルター・カスタマイズ機能、透過表示対応、より洗練されたプレゼンテーションモード、複数ワークブック間でのシートのコピー機能なども加わり、ダッシュボードをこれまで以上に簡単に美しく作成できる。

ワンクリック操作の箱髭図、信頼区間推定、新しいパーセンタイルランク関数、Rとの統合などによって、どのようなユーザーでも最先端の統計を駆使した分析を行えるようになる。

Webオーサリングモードが強化されたほか、リアルタイム編集が可能になった最新Android用アプリをはじめとしたモバイルタブレット用アプリが充実したことにより、外出先でもさまざまな分析結果を参照できるようになった。

また、データコネクターのアップグレードとストアドプロシージャをサポートしたことで、データへの接続やデータ変換がこれまで以上に簡単になっている。