openSUSEプロジェクトは11月19日(米国時間)、「openSUSE 13.1」をリリースしたと発表した。OpenStack Havanaリリースの搭載、ARMサポートの強化などが大きな改善ポイントとして挙げられている。

openSUSE 13.1のスクリーンショット。openSUSE 13.1のWebサイトから

OpenSUSE 13.1では、Linux カーネル 3.11を採用。"ページ再要求(page reclaim)"技術によりディスク・オペレーション中のシステムのインタラクティブ性能が向上している。また、Btrfsを強化したうえ、MESA上でのVDPAUサポート、新しいビデオカードドライバ対応によりビデオ処理能力向上が顕著という。

ネットワーク面では、OpenStack Havanaの採用により、Amazon S3バケットをローカル・ファイルシステムとしてマウントできるようになったほか、Windowsドメイン対応が強化され、Samba 4.1がサポートされている。

リリースではそのほかにも、openQAを使った自動テストによる品質向上、ARMv7およびRaspberry Pi用イメージの提供、openSUSE Evergreenプロジェクトによる3年間の長期サポートなど、さまざまな対応が行われていることが説明されている。詳細は、openSUSE 13.1のWebサイトで確認できる。