NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は11月14日、セキュリティエキスパートにより、グローバルに展開する顧客のICT環境のセキュリティレベルを把握し改善する「WideAngleプロフェッショナルサービス」の日本での提供を開始すると発表した。

「WideAngleプロフェッショナルサービス」概要

本サービスは、顧客企業のセキュリティリスクを可視化し、継続的に管理できる体制を構築するもので、子会社であるNTT Com Securityにおける海外実績とサービスレベルが統一されたコンサルティング手法を取り入れている。

サービスは、グローバル統一手法によりセキュリティリスクを調査・把握し、改善からモニタリングまで総合的にサポートする「コンサルティング」、セキュリティインシデント発生時における被害拡大防止や復旧支援を行う「レスキューサービス」、ICT環境の弱点を可視化する「脆弱性診断」で構成される。

コンサルティングは、Global Enterprise Methodology(GEM)というグローバルで統一したリスク定量化・管理手法により、顧客のICT環境の調査・改善・モニタリングを含め総合的に実施。日本独自メニューとして、広範囲にわたるコンサルティングサービスの中から要望の多い業務を個別メニュー化した「エントリーモデル」を提供。これにより、顧客は、セキュリティコンサルタントの知見やノウハウが必要な業務をピンポイントで手軽に活用できる。

統合コンサルティングの特長

レスキューサービスは、不正アクセスやマルウェア感染、情報漏洩などの顧客のセキュリティインシデント発生時に、セキュリティエンジニアが初動対応から調査・分析、改善提案を行う。日本独自メニューとして、被害の拡大防止を行う応急処置の内容および料金を予め設定した「インシデント初動対応パック」を提供。顧客は、緊急対応が必要かつ費用の見通しを立てることが困難な状況において、専門的スキルを有するセキュリティエンジニアによる初動対応を安心して要請することができる。

脆弱性診断は、Webサイトの改ざんや企業ネットワーク・システムへの不正アクセス、他社への踏み台などに悪用されるICT環境の弱点(脆弱性)の有無を、専門のセキュリティエンジニアが最新の脆弱性情報とノウハウにより調査。重要情報が保管されているサーバなどの弱点を可視化、改善提案を行うことで、顧客はサイバー攻撃や情報漏洩に対する最善の予防策を講じることができる。

「WideAngleプロフェッショナルサービス」メニュー及び料金