ヤフー(以下、Yahoo! JAPAN)は、河北新報社とともに、2013年11月3日(日)、東日本大震災の被災地を巡るサイクリングイベント「ツール・ド・東北 2013 in 宮城・三陸」(以下、ツール・ド・東北)を開催。全国から1,316名が集まり、大きな事故もなく宮城・三陸を自転車で駆け抜けた。

「ツール・ド・東北」は、これまでのインターネットを活用し東北の復興を応援するプロジェクトを発展させ、実際に被災地へ全国の人々を呼び込む目的で開催されたが、このイベントに際して、Yahoo! JAPANは現在、「ツール・ド・東北応縁団」と称するキャンペーンを実施している。

この「ツール・ド・東北応縁団」は、「ツール・ド・東北」で生まれた出会いを一日限りのものでなく、長く続く「縁」にしたいという想いから生まれたキャンペーンで、その想いに共鳴する地元の店舗や企業は、「応縁ステッカー」と手紙を作成。「ツール・ド・東北」に参加するライダーひとりひとりに手渡された。

「ツール・ド・東北応縁団」とライダーの交流

「ツール・ド・東北応縁団」に参加する店舗や企業の中には、多くの人で賑わうスタート / ゴール地点に屋台店舗を出店するところもあり、会場の盛り上げに貢献するとともに、その店舗の「応縁ステッカー」を貼ったライダーとの交流を実現。「応縁ステッカー」を腕に貼ったライダーたちは、ゴール後に応縁団の屋台でサバだしラーメンや穴子丼に舌鼓を打つだけでなく、イベント翌日に石巻市内のパン屋へ買い物にいったり、カフェで食事を楽しんだりする姿もみられ、「縁づくり」という想いが早くも実現する結果となった。

受付時、ステッカーやメッセージの書かれた扇子などがライダーに配布された

扇子に取り付けられているステッカーを取ると、下には応縁団からのメッセージ

ほとんどのライダーがステッカーをつけてイベントに参加

応縁団とライダーが交流する様子

実際の交流の様子は動画でチェック

「ツール・ド・東北」をきっかけとした「ツール・ド・東北応縁団」による「縁づくり」の様子は、動画にて特設サイト上で公開中。ライダーたちが被災地をバックに疾走するシーンはもちろん、「エイドステーション」で地元の人たちによるもてなしを受けるシーンやライダーと「ツール・ド・東北応縁団」とが対面して交流を深めるシーンなどがチェックできる。


「応縁」による"縁"はこれからも続く

こうして繋がれたライダーたちと「ツール・ド・東北応縁団」との縁は、イベント当日だけに限らず、今後も継続していくことが重要。そこで、Yahoo! JAPANが開設する特設サイトでは、「ツール・ド・東北応縁団」に参加する108つの店舗や企業を紹介し、さらなる「縁」を広げる活動を開始する。サイト内では、地元の人たちがしたためた手紙の内容や、ステッカーを身につけて走るライダーの様子、各店舗、企業の地図、商品、ウェブサイトなどが案内されている。

「ツール・ド・東北応縁団」の特設サイト

これは、ライダーたちが自分を「応縁」してくれた店舗を訪ねる際に役立つほか、これから観光で訪れる人たちが熱い気持ちを持つ地元の店舗や企業を知る道しるべとして機能してゆくものになるだろう。