インターネットイニシアティブ(IIJ)は11月12日、島根県松江市で稼働中のコンテナ型データセンター「松江データセンターパーク」の拡張工事を完了し、運用を開始した。また、ユーザー個別のIT機器を預かるハウジングスペースを本データセンター敷地内に新設し、「IIJデータセンターサービス」として2013年12月1日よりサービスの提供を開始する。

松江データセンターパークは、国内初の外気冷却コンテナユニットによる商用データセンターとして2011年4月に開設された。外気冷却を採用することで消費電力を従来型よりも40%削減した省エネ型データセンターで、主に同社のクラウドサービス「IIJ GIOサービス」のファシリティとして活用されている。

IIJでは、今後も拡大が見込まれるクラウド需要に対応するため、2013年4月より約半年間をかけて同データセンターの拡張工事を行い、このたび敷地面積およびコンテナ設置スペースを2倍に拡張した。今後、サービスの需要に応じて、コンテナモジュール「IZMO」(特許番号:第5064538号)を段階的に増設していく予定とのことだ。