女優の桐谷美玲が7日、東京・イイノホールにて行われた映画『あさひるばん』(11月29日公開)の完成披露試写会に出席し、ウエディングドレス姿を披露した。

映画『あさひるばん』の完成披露試写会に出席し、ウエディングドレス姿を披露した桐谷美玲

本作は、漫画『釣りバカ日誌』の原作者・やまさき十三が72歳にして初めて監督に挑んだ作品。約30年前に高校球児だった浅本有也(國村隼)、日留川三郎(板尾創路)、板東欽三(山寺宏一)の"あさひるばん"トリオが、当時マドンナだったマネージャー・阪元幸子(斎藤慶子)の娘・有三子(桐谷美玲)から一通の手紙を受け取ったことがきっかけで、物語は展開する。この日、桐谷は劇中でも披露しているウエディングドレス姿で登場。主要キャストの國村、板尾、山寺らもモーニングで出席し、イベントはさながら結婚披露宴のような雰囲気となった。

國村にリードされながらレッドカーペットのバージンロードを歩いた桐谷は、「やっぱりドキドキしますし、うれしい気持ちです」と笑顔を見せ、「こうやって皆さんの前に立ってカメラでバシバシ撮られることもなかなかないので、本当の結婚記者会見を開いているみたいで新鮮です」とコメント。これに対し、板尾が「近々ご予定は?」と尋ねると、来月で24歳になる桐谷は「まだないですけど」と否定しながらも、「占いで26歳から28歳(で結婚する)と言われたのを信じています」とうれしそうに話した。続けて、「そこを逃すと30に…」と結婚観を明かそうとしたが、司会者からの「雑談は楽屋で」という突っ込みに、会場は笑いに包まれた。

劇中では、"あさひるばん"トリオが桐谷演じる有三子を巡って「俺の娘だ!」と互いに主張する場面も。晴れ姿を目の前に、國村は「やっぱり似合いますなぁ。本当の娘だったらいいなと思います」、板尾は「こんなに似合うのは分かってるんですが、実物を見ると似合い過ぎてて言葉が出ない」、山寺は「もし美玲ちゃんが娘だったら、絶対に嫁に出したくない!」と感嘆の言葉を口にし、占いの話題には「えっ! もうすぐじゃん」などと取り乱していた。

イベントには、監督を務めたやまさき十三氏のほか、主題歌「どんまい」の米米CLUB・カールスモーキー石井らも出席。石井は「正月映画と言っていた寅さんや釣りバカ日誌が無くなったので、ちょっと寂しい」と心境を述べ、「『あさひるばん』がそこに変わるものになってくれたらうれしい」と期待を寄せた。また、やまさき監督は主題歌について、「正直かなり歌い込んでまして」とお気に入りの様子で、「ぜひ自分の持ち歌にしたい」と宣言し会場を沸かせた。