豊田自動織機は11月7日、中国の自動車市場の拡大に対応することを目的に、中国 江蘇省 昆山経済技術開発区にカーエアコン用コンプレッサを生産する新工場を建設することを決定したと発表した。

現在、中国ではコンプレッサの生産を手掛ける同社の子会社「豊田工業電装空調圧縮機(昆山)(TACK)」が、年産50万台の生産能力を有しているが、需要の拡大が続いており、これを年産150万台まで増強することを目指して新工場が建設されることとなったという。

新工場は、敷地面積が約5万m2、建屋面積が約2万m2で、設備投資額は3億5700万元を予定しており、新規に300名の雇用が予定されている。また、現在の工場設備も段階的に新工場に移設される予定で、新工場だけで年産150万台体制が構築されることになるという。

なお、同社では日本・北米・欧州・アジア・南米のグローバル供給能力の拡大に取り組み、世界中の顧客ニーズに迅速かつ的確に対応し、コンプレッサ事業の成長を目指していくとしている。