Net Applications - Usage Share Statistics for Internet Technologies.

Net Applicationsから2013年10月のデスクトップOSシェアが発表された。10月はWindowsがシェアを減らし、Mac OS Xがシェアを増やした。Windowsは長期にわたってシェアを減らす傾向が続いており、1年で1%ほどシェアを落とす傾向を続けている。しかし、依然としてシェアは90%を超えており、デスクトップオペレーティングシステムとして支配的な影響力を持っている。

バージョン別に見るとWindows 7のシェアが46.42%と最も多く、これにWindows XP (31.24%)、Windows 8 (7.58%)が続いている。Windows 8.1が一気にシェアを増やしているところも注目ポイント。WindowsはWindows 7およびWindows 8.1への移行が進んでいることがわかる。

Mac OS XではMac OS X 10.9 (Mavericks)がランクインした点が注目される。Mac OS X Mavericksが発表されたのは10月22日(米国時間)であることから、一週間近くで0.84%というシェアを獲得したことになる。これはデスクトップオペレーティングシステムのシェア動向としてはかなり急激な変化といえる。無償のアップグレード対象として提供されていることが、こうした急激な移行を進める後押しをしているものとみられる。

2013年10月デスクトップOSシェア/円グラフ - Net Applications報告

2013年10月デスクトップOSシェア/棒グラフ - Net Applications報告

2013年10月デスクトップOSバージョン別シェア/円グラフ - Net Applications報告

2013年10月デスクトップOSバージョン別シェア/棒グラフ - Net Applications報告

順位 OS シェア 推移 備考
1 Windows 90.66%
2 Mac 7.73%
3 Linux 1.61%
順位 バージョン別OS シェア 推移 備考
1 Windows 7 46.42%
2 Windows XP 31.24%
3 Windows 8 7.53%
4 Windows Vista 3.63%
5 Mac OS X 10.8 3.31% 下落へ転じる。Mac OS X 10.9への移行がはじまったものとみられる
6 Windows 8.1 1.72% 9位から6位へ。上昇傾向
7 Linux 1.61% 8位から7位へ
8 Mac OS X 10.6 1.60% 6位から8位へ
9 Mac OS X 10.7 1.56% 7位から9位へ
10 Mac OS X 10.9 0.84% 初登場

減少傾向が続いているWindows XPだが、依然として33%を超えるシェアを獲得しており、Mac OS Xのすべてのバージョンのシェアを合わせたとしても、その4倍以上のシェアを確保している。Windows 7とWindows XPのシェアを合わせると80%近いシェアを持っており、この2つのオペレーティングシステムがデスクトップオペレーティングシステムにおいて大きな影響力を持っていることになる。